突如、降って湧いきたような物体。5万年以上も昔からこの大陸に住むと言われるアボリジニの人々が大切にしているウルル。登ることも時によっては可能なのですが、とはいえ、今は以前より気温や雨風の予報、祈りの時期などによってNGなことも多いようで、私が行った時も、closed でした。山登りは好きですが、ここは、行く前から、登ろうとは思っていませんでした。というのも、いろいろ読んでいたら、土地の人の(特にアボリジニの方々の)「登らないで欲しい」という思いもあるようだったし、実際、行ってみると、そこにポイントがあるようにも思え、とても外から来て登る必要を感じなかったので、そっとする側にいたいというだけなんですが。
これまでも亡くなった方々も多いようなのですが、甘く見ちゃいかん、という風貌。結構つるつるな場所があったり、太陽と雨などで、簡単に人間なんて飛ばされ転がされてしまいそうな表面。
そういえば、地層のように、下から上へと層があるのではなく、よく見ると、縦に線があるウルル。これは、左側が若い石、右側が古い石だそうで、元々、縦だったものが、横になって、今の縦縞なんですね。知ってました??
ちなみに、石は赤いですが、表面だけで、すこし削られるとグレーの色が顔を見せます。それにしても、大きかった。。巨大な岩の中を歩いているようだったので、自分がミニチュアになったみたいだった。アボリジニの生活痕なども、見られる範囲にありましたよ。言葉でなく、絵や歌で伝えていく文化の痕。