Sunday, March 29, 2015



Wednesday, March 25, 2015

この間の日曜日のJ-WAVE "CREADIO"、ゲストには小山薫堂さん。 
(もともと番組の相方なので... ゲスト扱いが難しいような、面白いような...)

この日は、佐藤オオキさんに、デザインの依頼を1つ、
のはずが、2つ持って ご登場!
①やる気のわく原稿用紙
②京都”下鴨茶寮”の粉しょうゆ  のボトル 

どちらも、どんなものになるのか、ものすごーく楽しみです。

Monday, March 23, 2015


  昨年、お茶のお稽古の際に知り、お分けいただいた、陶芸家・田村一さんの器。一度 触れたら、手を離したくなくなる、きめ細やかな感触がくせになります。

 色は奥深い柔かさがあり、土から作られる器の底に、貝殻の跡がつけられているのにも、惹かれました。

なんどかメールでやりとり。田村さんより、南青山の”白白庵(ぱくぱくあん)”での個展のお知らせ頂き、初対面がてら、伺ってきました。


 現在は、故郷の秋田で制作活動をなさっているのですが、以前は東京にもいらしたことがあったそうで、私の番組も聞いてくださっていたと聞き、嬉しかったです。
 いつも、いつか、つながる。

 田村さん、益子にも9年ほど 住んでいたことがあるそうで、共通の知人の話題にもなり、懐かしいあの頃を思いだしながら、その頃に、そこに住んでいた田村さんと話す不思議を感じていました。

また、秋田の自然の素晴らしさを聞くうちに、すっかり行ってみたくなりました。(行ったことがない!)

うっすら水色がかった白は、秋田での雪の色(とけはじめる今頃の)。
ぼんやりぼやけたような薄深い色は、秋田の雲を思ったと。

私は、自然を作品の色に感じられるモノがとても好きなので、
そんなお話がさり気なく出るたびに、んーんーと、静かに唸っていました。

マグカップを購入。
口元を添える縁が、唇のカタチにそっと寄り添うようにできていて、にっこりしました。

今回、こんなモノも!恐竜の骨のような...架空の動物のものなのか..
プリミティヴな感性、これはストレートに感じました。

◉田村一展 × Task Q 二人展@「形状記憶」Shape- memory@ 白白庵   (3月29日まで)





Tuesday, March 17, 2015

インドの仏に、 春のミモザ

 何をしても”日和”に思えそうな天気の下、私は上野へ出かけました。はなちゃんと久々に、東京国立博物館・表慶館ではじまった「インドの仏」を観に行ってきました。
(はなちゃんとは同い年、横浜育ち、通った大学も一緒、J-WAVE でもナビゲーター仲間、という共通点いろいろなのです)

 青空の下、まずは、たこ焼きを頬張り、積もる話に花咲かせ、梅の花も眺めたりして、春だね〜なんて言いながら、展覧会を見ないで帰りそうなぐらい、春の満足感を味わって。


さぁ、いざ準備万端、「インドの仏」!


(余談ですが、窓好きとしては、この玄関ドア上方のはめこみガラスに、静かに興奮していました....こちら、建物も素敵ですから...)

「インドの仏」は、どこか日常生活からは遠いところにあるような気さえするのですが、親近感湧くタイプの仏像も多く(←ちょっと彫り深め)、また、仏像がたくさん並んでいるのかと思いきや、浮彫彫刻のレリーフなどが多く、約90点と、初心者にも、理解と反芻の余裕ある、いいサイズの展覧会だと思えました。

仏陀が人の姿として表される以前の1世紀頃のものは、特に印象的でした。
その他、ギリシャ・ローマの影響を色濃く受けたガンダーラの仏像などは、美しいんですね。地域や時代によって、当然、仏陀の表情も異なるわけですが、この展覧会で見た中では、ギリシャ彫刻のような、彫りが深く顔はシュッとしていて、でも身体はがっちりしていたり、女性は、丸みを帯びて女性らしさが溢れていたり。そうした、どこか華がある風貌と、土台にある知性や品のバランスが、なんとも魅力的でした。

「美しい人は三日で飽きる」という言葉がありますが、本当に美しいものは、飽きるなんて気持ちすら湧かないのではないか、という思いを抱きながら、見とれるほど、美しかったです。

たとえば、こちら(写真下、左)のような...。下の2枚は買ったポストカードですが、右は、その仏陀が人の姿として表現される以前のもので、中央には菩提樹があります。 

大学でも専攻分野で勉強し、仏像大好きな、はなちゃんと行ったのでラッキー。「釈迦は、マーヤ夫人の右脇から生まれたんだよー」ひそひそ...「えー?!脇から?!」ひそひそ....と話したそばから、そのモチーフが彫られたものがあったりして、「!」(ひそひそ大爆笑)と、ちょっと面白かったです。
 
そして、何度、展覧会中「これ、石を彫ってるんだよね。。」と呟いたことか....
いったい、何を使って、こんな細やかなことができたんだろう。
いったい誰が彫ったんだろう。
仏陀の表情が素敵なのは、仏陀の成せる業は勿論のことと思いながらも、
やはり、彫った人の腕も大きく、その人の心が、どれほどきれいだったんだろう、と思いました。(I believe so!)だって、思ったことをカタチにするって、今も昔も、そうそう簡単なことじゃないだろうし。
好きだった仏陀の時代や地域を、ちょっと見てみようと思います。

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「インドの仏」@東京国立博物館・表慶館  /   〜5月17日(日)までの開催。
    (本日初日、人は多かったと思います)

最後に、写真撮影を人にお願いしましたら、ちょっとばかり斬新なアングルになり、
旅感増しました。上野!でも、むしろ新鮮なので、このまま載せます。

はなちゃんは、最近、「hana's style book 」を出版!いつも、変わらぬ彼女の魅力の秘密が..ぜひ見てみてください ♪
( あと、近々、番組に遊びに来てもらう予定ですー)

===

夕方は、あまりの天気の良さに、子供と代々木公園に繰り出しました。
(こちらも、人出多かった!)

ミモザと、たまたま、ミモザ色のボール。







Monday, March 16, 2015

LOTUS TOKYO 2015

先週土曜日、生放送後、東京芝公園・増上寺会館で行われた、
伝統文化のワークショップ『 LOTUS TOKYO 2015』に行ってきました。
東日本大震災復興支援のイベントとして、2011年から行われているものです。
(茶道、華道、書道、日本舞踊、和菓子作り、台湾茶道、香作、水引、三味線、怪談、詩の朗読、ベリーダンスまで!)

いくつかのワークショップに参加された方も多かった様子、
楽しそうな空気が漂っていました。

私は、ひとつだけ、水引のワークショップに参加させて頂きました。
見たり、買ったりしていた水引、やってみると、面白いものですね。
いくつも、延々、つくっていたくなる作業です。

水引、何度も指で力を入れて なぞって、しならせ、使います。
こんなのが出来上がりました。
なんか嬉しいな。

水引は、こういう紙を縒って、水糊で固めて作るんですね。

 ちょうど、金沢のことで、加賀水引を見ていたあとだったこともあり、
起源が気になっていたところ、こちらは長野県の飯田水引だそうでしたが、
加賀水引も継承され有名ながら、
長野の飯田水引が、全国の水引の70%ほどを占めるようです。

そして、力士の髷結に端を発したという話も。
ちなみに、相撲で使われる髷結は、飯田水引だそうです。
考えてみれば、ゴムなどない時代に始まっている国技。
こういうので結っているんですね。(そりゃそうか!)
私は初めて知り、結構細いので、ちょっとびっくりしました。

水引の美しいものたち。

今回 YUI lab.(ユイラボ)さんに教えて頂きました。
ありがとうございました!


増上寺の大広間では、怪談話もあり(ちょっと見たけど、雰囲気抜群....)
また、LOTUS TOKYO フィナーレは、大広間でのベリーダンス。
ベリーダンスの印象もちょっと変わりました。


神々しい踊りと
日本画家120名が描いたと言われる、見事な天井画と一体化していました。

LOTUS TOKYO  の発起人であり、実行委員の
裏千家茶道 SHUHALLY 庵主の松村宗亮さん。
(ワークショップハイ?な楽しげな一枚♪)
今回もいろいろご案内ばっちり、感謝です! 

私も、昨年秋より、お茶の御稽古を続けてさせて頂いていますが、
ワークショップのワインナップを見て、
他の伝統文化にも、興味を持て、いい機会でした。
ありがとうございましたー!

東日本にも古くからある、祭りをはじめとした伝統文化が、
とぎれることのないよう、
そんな思いも込めつつ、この先も。




Sunday, March 15, 2015

いいね、金沢。

今日は、祝・北陸新幹線開通!Atelier Nova も金沢特集やっちゃいました!
やはり、その土地の話をしていると行きたくなりますね。
ゲストは、スタイリストの伊藤まさこさんでした。
伊藤さんの最新刊「あした、金沢へ行く」から、数々の素敵な場所のお話も。
器や生活道具店はもちろん気になる中、雪の科学館も興味湧きました。

「銀座の金沢」や、松屋銀座で開催されている「旦那衆が継承する金沢のデザイン」と、
北陸フェアへも、今週は出かけてみました。
旅の仕方にもよりますが、
旅先で街を歩きながら、素敵なものに出逢うような感覚がありますね。

北陸フェアでは、菜の花ろうそくを買いました。
(高澤ろうそく店)
(写真は暗めですみませんが...)
パッと花咲くような色。
炎の揺らぎ方も、洋ろうそくとはまた味わいが違う和蠟燭。

ついでに、家を見回すと、北陸モノ、あるある!
クナプラス」。
土に還るエコバッグは、センスも素敵で気に入っていて、日々使っています。
プレゼントにも重宝。

すずかみ」は、御祝い返しで以前頂き、錫の自由な感触にびっくり、
ぐにゃぐにゃ、クセになります。
好きなようにカタチを作れるお皿。

mokuneji」も驚きの職人技で、生活美。

どこか控えめで、ほどよく きちんと整った様子が
金沢(に限らず!北陸のもの)の魅力だなぁ、と、今日あらためて思っていました。
金箔が、あちこちにお目見えするのも、ちょっと面白いですが...

いつまた行けるかなぁ〜金沢!
能登丼、海鮮丼も夢に....

Tuesday, March 3, 2015

「グランド・ブダペスト・ホテル」+その他の話


 アカデミー賞で「バードマン」と並んで4部門を受賞した「グランド・ブダペスト・ホテル」。公開当時、見そびれてしまったため、やはり気になり、DVDを購入。今頃 観たのですが、とても面白かった!◎

気配で叙情的な作品かと思いきや、
独特のテンポ感の中に、
いつのまにか始まりだすミステリー。
小刻みに訪れるコミカルな瞬間、の連続。

個性的な面々の誘う展開に、どんどん巻き込まれていきました。何もかもが魅力的。
そして、展開スピーディ。(早回しをしているのかと、リモコン確認したほど..)

”ヨーロッパ最高峰とうたわれるグランド・ブダペスト・ホテル、
伝説のコンシェルジュが、究極のおもてなし”!

目に焼き付く濃密で美しい世界観、
映像の構図や、その中に配置される色の美意識、たまりません。
(アカデミー賞でも、美術賞や衣装デザイン賞獲得。)

もともとウェス・アンダーソン監督のタッチが好きな方はもちろん、
まだ観ていない方にも、オススメしたいです。

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余談ですが... ウェス・アンダーソン監督と誕生日が一緒だと知り、ちょっと嬉しい。
これまでも聞かれたことはないけれど、万が一、これから、同じ誕生日の有名人を聞かれたら、坂本美雨ちゃんとウェス・アンダーソンと答えよう。

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アカデミー賞で言えば、外国語映画賞を受賞した「Ida」も、パウリコフスキ監督のスピーチが印象的で観たいと思ったのですが、ちゃんとあるんですねぇ、ただいま、アンコール上映中!@渋谷のシアターイメージフォーラム。(3月6日まで、21:00〜)
時間が遅くて、難しい場合は...  3月28日〜4月3日まで、キネカ大森で上映されるらしい。

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映画といえば、先日、日本では昨年公開されたベン・スティラー監督・主演の「LIFE」も観た。はじめの方は、相変わらずの妄想シーンやギャグ的会話が満載で、
このペースで?!と(ファンでありながらも..)観ていたら、みるみる映画のタッチが変化していき、結局、面白かったです(笑)。大冒険の壮大なストーリー、アクション顔負けの豪華シーン付き、さらにグリーンランドの景色はきれい!ショーン・ペンも、凄みと笑いの狭間な演技、よかったですー。