Wednesday, April 27, 2016



 今年も、春のミラノに行ってきた。昨年あまりに ”春のミラノ” に感動したので、今年は、昨年以上に楽しみだった。仕事を始めて、何度か行ったヨーロッパ(と言っても、フランスかイタリア)も、大抵に行くのは秋冬。 3月に何かと終わり、4月に何かと始まる日本に住んでいると、この時期に旅行に行こうなんて、仕事でもなければ、夢に見ることすらなかったので。


    (nendo 個展: 50 manga chairs : photos from nendo HP )

 昨年に続き、4月半ばににミラノで大々的に開催される世界最大の家具見本市、「ミラノ・サローネ」(Salone de Mobile)をはじめ、Milan Design Week 期間中、ミラノの街中のいたるところで勃発する活気を味わいに、J-WAVE 日曜 21:00〜の番組「CREADIO」の取材で出かけてきました。相方、nendo の佐藤オオキさん、オンステージ!!のサローネです、私はaway で、オオキさんはhome!?


余談ですが、息子を預けている実家の母のこの写真を送ったところ、「素敵な方ね!かっこいい!と伝えてね」と返信が来たものの、あまりのオオキさんの忙殺ぶりに、母の言葉は飲み込みました(笑)。いつか、伝えます。。。

 取材というと、スマートな感じに聞こえるかもしれませんが、実際のところ、”予定は未定”、ぶっつけ本番当たり前。日曜の放送を聞くと、そうも聞こえないと思うのですが(汗)常に何が襲ってくるのか、軽い覚悟を決めながらの数日なのです。(もっとも、そういう”日常の小さな覚悟”が、大好物なんですけど! )とはいえ、世界の最先端のことが集結しすぎて 興奮の瞬間も度々襲来、鼻血が出やすいタイプだったら、確実に流血の連日だったと思います。私も2年目にして、ようやく「どうやら、思っていた以上に、すごいことなのかもしれない」という- 片鱗を- 感じ始めた?-というぐらい、大っきな感じです。


 メインと呼ばれる見本市会場は、企業の見本市、とにかく世界中のトップデザイナー、クリエイターの最新が見られる(しかし、さりげなく、配置されている)ところも見所なんですが、よほど ”通”でないと、楽しむ、まではいけない感あり。自称・家具やインテリア好きで、見入る気満々で行っても、軽く泡吹き、心の整理に初日は確実に費やします。
 
 でも、素敵なの。本当に、見たことがないものがあるから、こんなこともあり得るのか!とか、素材にしても、美意識にしても、実用性、表現方法など、好みの多様性はもちろん、”やってのけるエネルギー”のようなものが、そこここに 渦巻いているのです。人間のものを生み出すエネルギーって、すごく健全だな、と、今年もワクワクしながら、歩けるかぎり歩いたのでした。

 細かい話は、来年のサローネまでの 1年はかかってしまいそうなほど、ありますが、
また、ポイントポイント、見たもの・感動したものを、ゆっくり、 写真と共に紹介できたらと思っています。


もちろん、稀に”聴く”デザインのRADIO .
音で味わう刺激的なデザインの世界、J-WAVE 「CREADIO」日曜21:00ーの番組、よかったら、聴いてくださいねー

以下、適当に、iPhoneを向けた風景。
2016 ミラノ。









(まだまだあるの、また来てね、笑)

Monday, April 25, 2016

なんてったって、アイドル。

小泉今日子さん x 糸井重里さん のトークショーありましたー
(原宿ラフォーレ5Fのベランダで)

あぁ、今日は、楽しかった。久しぶりにお会いでき嬉しかった。仕事柄、多くの著名人にお会いする機会があるのですが、小泉今日子さん=キョンキョンは、私自身はもちろん、スタッフや周り含めて、実に特別な存在なんだ、と改めて思いました。ラフォーレミュジアム原宿にて、小泉今日子さんの新しい著書「黄色いマンション、黒い猫」刊行記念 J -WAVE公開収録トークショーがあり、糸井重里さんと小泉さんのトークショー。私は、時折お邪魔いたしましたが、いやはや....このお二人の、感性の豊かさで、物事の本質を捉える視点、抽出の仕方の素晴らしいこと。

 発売になったばかりの、小泉さんの著書「黄色いマンション、黒い猫」(スイッチ パブリッシング )は、どうにも、いい本です。ぜひ、読んでください。正直、これ以上、言うべきことはありません(いや、ありすぎるのです)が...
 今なお、我々のアイドル・キョンキョンが語る、あの頃のアイドルの私生活(?)や、恋愛話(あぁ、すごく素敵な恋愛をしていたに違いない!)や、家族の話、地元の話、友達の話、芸能界のこと、などなどが綴られる中にも、忘れていたような懐かしい感覚や風景を呼び覚ましてもくれる本です。そうそう!と共感することも多々。エッセイも、素敵ですよね。
「なんてたってアイドル」でありながら「夜明けのMEW」を始め、憂いを感じさせてくれるところに、多感な中学生時代の私は惹かれていたように思いますが、今なお、人生の機微に触れる文章も、やっぱりササるのでした。(そして、きっと私だけではないと思われる。)

糸井さんとも、今日は数年ぶりで、本当に楽しみにしていました。(以前、NHK番組「やさい通信」でMCご一緒だったのです。)糸井さんのインタビュー、素敵だったなぁ。瞬発力と表現力の的を得る感じ。

ぜひ、今日の様子を、オンエアで ◎

4/29(金)18:00〜 19:55 放送
J-WAVE  SPECIAL 「YELLOW  APARTMENT, A BLACK CAT〜小泉今日子、原宿ストーリー」お聞き逃しなく!
 出演:小泉今日子、糸井重里(トーク)
 コメント出演:若木信吾、リリー・フランキー、伊賀大介、樹木希林 
 私がナビゲートさせていただきます。

   
     (糸井重里、小暮徹、こぐれひでこ、小泉今日子、クリス智子)
そして、今日は、大好きな 小暮夫妻もご来場!(小暮徹さん&こぐれひでこ さん)
今日のトークショーに参加してもらいたかったくらい、原宿カルチャーも見てきた(生きてきた?)二人。ステージからは見えない、暗めの客席から、ひでこさんの笑い声が、数回聞こえ、クスッと気持ちも和みましたー。

ラ・フォーレ原宿に、こんなベランダが!2016の原宿をバックに、パチリ。
原宿は、いつかの自分のような10代の女の子たちが、今日も楽しそうに闊歩、活気づいていました。



「黄色いマンション 黒い猫」小泉今日子著  スイッチ・パブリッシング  
 
今、ウチの一番黄色い場所にて...笑。






Wednesday, April 13, 2016

 J-WAVE でご一緒してから、公私ともに長年のお付き合い、アナウンサーの東海林克江さんと、鎌倉・由比ガ浜の蕎麦屋「松原庵」へ。築70年以上の古い日本家屋で、蕎麦コースに舌鼓!旬の野菜の天ぷらが、いつも楽しみ。
 J-WAVE  では時々会うものの「近々、ゆっくりランチしようねー」と言いながら、あっという間に数年が経っていた...( 近々が 2,3年じゃ、この先、あっという間に過ぎちゃいそうで、マズイ!いかん..)
  
 しっかり者で、優しい心配りができる素敵な女性の東海林さんは、完全に長女気質(だと思う)私が、”お姉さん”と思える友人の一人で、この日も、私の話を、うんうん、と聞いてくれたり、最近勉強したというアロマテラピーやハーブの話から、さりげなく、ハンドメイドのハンドクリームをくれたり。(すごく いい香りで、今後、毎回オーダーしたいぐらいだった)数年も、あっという間にキャッチアップできるから、長年の友は、素敵だ。


 最近、よく、小さい頃や 10代、20代の頃は、”過去” と言うより ”前世” という方がしっくりくるように思える時があるんですが、なんというか... 記憶はあるのに、どこか遠いところから俯瞰して、客観的に昔の自分を見ている気がするのです。その時々の感情も、小さな別の箱に入れて、閉まってあるような。開けても、砂のように、こちらに崩れてくることはなく、感情のそれぞれが共存して、満ち足りた小さな箱庭のような。でも、一方で、生まれてから、これまで出逢った人は、どれだけ会っていなくても、すっと寄り添えるような気もする。。すごく変わってしまったはずなのに、結局、変わらないのか?などなど...そんなお歳頃なんですかね〜(笑)。 ややこしい独り言に付き合わせて、失礼。
 
 さて、現在の私は、東海林さんと鎌倉ぶらぶら、コーヒーショップ "THE GOOD GOODIES"に。前に友人に連れてきてもらってから、あのあたりを通ると、つい立ち寄る。今日も、コーヒーショップだというのに、2人してチャイティーをオーダー 。(こういう時、お店の人は、「おいおぃ〜、」と、内心思っているのでしょうか...いつも疑問) 


東海林さんが撮ってくれた私の写真。


サボテンの本がたくさん。
古書色々。本の装丁に、薄い透けた紙が付いている本が何冊かあり、
懐かしいねぇーと盛り上がった。


私が撮った、東海林さんの写真。

 

自分が見せたい自分を撮る感じがする 自撮り より、
誰かが誰かを撮る写真の方が、写真らしくて、私は好きだ。

ちょっと顔がイマイチでも、そっちの方が、自然だからね。
コミュニケーションも存在する。

結局、take out の予定が、飲み終わるまで店先のベンチで、またまた喋る。
さすがの数年分だったかも。

そ、そういえば... すっかり、花見を忘れていた!
鎌倉、鶴岡八幡宮の前の通り、若宮大路の段葛、数ヶ月の工事を終えて、桜も若木に植え替えられています。これから、行く予定のある方は、桜は終わりますが、もう、あの真ん中の道、歩けます。


さてさて、お土産にもらったローズマリー、まだ小さいのでベランダには出さず、
どこに置こうかと思いながら、部屋をうろうろ。リビングの本棚が しっくりきた。


散歩中に、道端のローズマリーを身体いっぱい こすりつけて、
散歩の後は、いつもローズマリーの香りいっぱいだった 愛犬タフィを思い出す。

また会えるような、
いい香り。

Sunday, April 10, 2016

春は、自転車に乗りたくなる。

春になって、またまたお気に入りのストライダーと連れ立って、近所をぐるぐる〜
春休みの間も、背が伸びたなぁと思っていたのですが、
こちらも、サドルの位置上げ。


桜の公園へ!


この青はお気に入り。



 家に戻ると、パパの自転車整備の様子を真似ているのか、、
せっせと、とんかち片手に、タイヤを整備している...つもり。
こういう光景増え、男の子だなーと思う。
(あんなに、ラプンツェルが好きだったのに!)

私も、自転車復活させようかな。
併走できる日もそう遠くないかも?!


ちなみに、息子と同じぐらいの頃の私の時代は、
ご覧の通り、ザ・昭和、
三輪車でタンデム@京都の裏路地。
(こんな自転車、今、見かけないっ..)


その後、
初めて補助輪が外れる自転車をゲットしたのは、
70年代後半のアメリカ、小学生になった誕生日でした。
(このワンピース好きだったなぁ)


自分が歩き出した時のことは記憶にないけれど、
自転車に乗れるようになった時のこと、
開放感と独立心のようなものは、よく覚えている。

ストライダーに乗っている我が子は、補助輪入らずかな?
今日の、両足上げ 5秒が、どんどん距離を延ばし、いつか遠くに遠くに行くのだろう。

春は、自転車に乗りたくなる。



Sunday, April 3, 2016

今日は、「SWITCH」x 999.9 のコラボ企画写真展「A Scen of Life Gallery」
代官山のT-site Garden Galleryで、俳優の村上淳さんとトークショー。

こんなにサングラスの事について、人と話をするのは今までなかったかもしれません(笑)。

村上さんは初対面でしたが、私としては、何かとよく拝見し(最近では、河瀬直美監督の「2つ目の窓」で、ご子息・虹郎さんとの共演作や、大橋トリオさんのPVなどでも)その醸し出される雰囲気に魅力されている一人として、一方的に親近感大。トークも瞬発力抜群の村上さん、もっともっとお話ししたかったです。

サングラスに関しては、私は、とにかく、目の色素が薄いので(半分アメリカ人だからだと思う)その昔、ファッションなんてことを意識する以前から、必需品でして... 今日、トークの中で、私がバレー部だった中学生の頃、セッターで、外練(体育館ではなく外練習)の時は、人生振り返っても、最高にサングラスを欲していた、と話したら、なんと村上さんも、5日間だけ(?!)バレー部でセッターだったと!意外な共通点& フレンドリートークに感謝。地下でDJしている時もかっこつけてサングラスしていた時の話も、面白かったなぁ。ありがとうございました。(そうそう、J-WAVE  も聴いてくださっていること実感、嬉しかった)

私は、今は 海の目の前に住んでいるため、サングラスは、以前に増して日々使っているんですが、そもそも、やっぱ必需品度高くて...もっとファッション性を考えて、気軽にいろいろ使ってみよう!と思ったのでした。

ところで、999.9のサングラスシリーズ、”999.9 feel sun” 、今日はトークショーの間かけさせてもらっていましたが(2人とも、サングラスをかけてのトークショー、写真みると、ちょっと不思議ですね、笑)全く付けていることを忘れる心地よさ。その技術と秘密に、こっそり唸っていました。今度、渋谷店、行ってみようかな。村上さんの話だと、床屋さんのような、椅子があり、座って、調整してくださるそうです。 feel sun... 太陽を避けるのではなく、サングラスをかけて、太陽の光を心地よく感じらえるように。

SWITCHの誌面では、毎月連載ひきつづき。
素敵な俳優さんたちが、さりげなくかけるサングラスと日常の話、お楽しみに。


それにしても、春ですねぇ。帰りしなの花見も、人混みに紛れ、満開でした。
セッターでなくても、空を見上げることが多い季節!

そうそう、セッターといえば、背が小さいから、という理由もあったと思うのですが、その立ち位置が、私はとてもしっくりきていました。アタックも気持ちいいけど、人にトスして、バシッと決めてもらうことに、二段の快感を覚えていたのです。(いい球、あげられた!+友人が決めてくれた!)いや、もっとかも。コーチの指示を受け、メンバーの体調や調子を把握して、いざ本番では、なんとか誰かが拾った球を、何が何でもつないで、いい球に整えて、あげる快感!その快感は、結構、ラジオDJや、インタビューアーとしての今、とても似ているのです。たまーに、相手の隙みて、Aクイックとか決めたりするところもね....笑

SWITCH  のイベント、トークショー、実は、近々、また素敵なものに関わる予定。
近々、お知らせします。
(「途中で、外してもいいので」と言われていたのに、すっかり外すタイミングを逸した私....苦笑)



帰りの電車、流れる景色のずっと遠くに、桜色。

なんか、今日もいい日だったなぁ。