Sunday, August 30, 2015

デザイン、新しい息吹

J-WAVE 日曜夜21:00〜、nendoの佐藤オオキさんと共にお届けしている
 J-WAVE SEIBU SOGO ” CREADIO ”。

今週は、nendoの新オフィス、そして、
リニューアルした西武渋谷店へ、デザイン散歩!

西武渋谷店、A館3Fのレディースフロアを、nendo がリニューアル担当。
コンセプトは、”ヨーロッパの公演に隣接した遊園地”ということで、
たしかに、気持ち上がる雰囲気に包まれる空間。
仕事中だったもので、買い物ができなかったことが悔やまれました...(当たり前か!) 。
また、ゆっくり行ってみよう。。
(西武渋谷のサイトより)

下の写真は、赤坂の草月会館 2F 、
nendo がリザインしたカフェスペースです。

緑と、246を行く車の流れが、四方八方のガラスに映り込み、
森と川の中に佇んでいるような錯覚を覚えました。
(大きなガラス × 黒い窓枠 × 緑の借景....この掛け合わせ大好き。¥.¥)

丹下健三さんの名建築、
イサム・ノグチさんの石庭。
そんな建物に、
新オフィスを構えたnendo.
これからの展開を期待せずにはいられないです。

超多忙なnendoの佐藤オオキさんの、オンタイムな声、情報、感想などなど
J-WAVE SEIBU SOGO CREADIO  
番組で、ぜひ。



Saturday, August 29, 2015

江口洋介さん&「天空の蜂」


今日のAtelier Nova には、江口洋介さんご登場頂きました!
つい、「あんちゃん!」(懐..)と言ってしまう親しみやすさ....
数年ぶりにお会いできるのを楽しみにしていました。


9月12日から、江口さん最新主演作「天空の蜂」が公開になります。
東野圭吾さん原作、堤幸彦監督。
(出演者には、本木雅弘さん、綾野剛さん、仲間由紀恵さん、柄本明さんなどなど)

日本最大の巨大ヘリコプターが乗っ取られ(江口さんは、この技術者の役です)、原子力発電所の真上に静止しながら、駆け引きが繰り広げられていくストーリー。
原発やテロの問題を1995年当時に、ここまで描いていらした東野さんの原作のパワーにも、あらためて驚きます。
そして、様々な人間模様を描きながら感情移入させてくれるので、スリルが抜群に響いてくるエンターテインメント映画。いろんな意味で「映画にしかできないこと」を見せつけてくれるような、作品だと思いました。

それにしても、言葉どおり、手に汗握るシーンが多いのですが、
地上400mのヘリコプターでの撮影、体当たり演技だったと!ゾッ.....(T.T)

私は、人生で後にも先にも一度、という、スカイダイビング体験をした時に、
ヘリコプターから、眼下の雲しか見えない空中に飛び降りる、という体験をしたことがありますが、こっそり、その日の朝、遺書を書いて、出かけたくらいです(苦笑)。
俳優とは、そんな日々なのか!!

最近は、社会派のドラマ/ 映画にご活躍の江口さん、
相当なセリフの難しさに加え、体当たりな現場....肩を揉んで差し上げればよかった。
実は、所属事務所が一緒なのですが、また忘年会、新年会でお会いできた際には、
しっかり揉みたいと思います。

というわけで、相変わらずのかっこよさと、ちょっと天然(←多分、私に言われたくないでしょうけれど...苦笑 )そのバランスが、素敵で魅力の江口さんでした。ラジオだと、そのままの声だから、やっぱりいいなぁ、と思いました。

「天空の蜂」9/12公開、ぜひご覧ください。興奮必至。


Thursday, August 20, 2015

夏の庭園美術館

白金の東京都庭園美術館でやっている「アールデコの邸宅美術館」に行ってきました。

約3年の改装期間後にも思いましたが、
旧朝香宮邸の建物は見応えあり!
その時代の粋を尽くした、
また夢に溢れた時代のエネルギーを感じられるような気がします。
美術館になって、よかったわぁ。(観られるから)

今回は、建物に合う時代のアイテムが部屋ごとに置かれていたり、
どちらかというと、美術館というよりも、住まうような感覚の展示でした。

アイテムとして目に留ったのは、ヨーゼフ・ホフマンのティーポットや、
ルネ・ラリック(もあるのですが)娘さんのスザンヌ・ラリックの陶器など。

改装にあたっても、かなり修繕された1階にある香水塔の修復の様子なども
映像で流していて、3年はゆうにかかるんだなぁ、と見ていました。

とことん細工を極めたアール・ヌーボーの時代のモノも個性豊かだなぁと思いますが、
その後の、幾何学模様や、合理性を求めて花開いたデコの感じも好きです。

パターンやデザインがあるものの、
やはり人間がつくった、という匂いが、しっかり香ってくるあたりが。
気ままに散歩に行くような気持ちで行ける美術館なので、ありがたい。
木々もさすがに高いので、蝉の声も空から響くようでした。





Saturday, August 15, 2015

戦後70年=平和70年

東京国立近代美術館へ、収蔵品展示の戦争画を観に行きました。

藤田嗣治をはじめ、軍に依頼された画家たちが当時描いた戦争画を目の当たりにするのは初めてでしたが、その大きさにも驚きながら(4m のパノラマサイズも)
生々しいような、虚構のような... 記録写真などで知ってきたものとは、”別物”でした。
70年前、人々は、どんな思いで観ていたのだろうか。

今日のAtelier Nova では、「美術手帖」の岩渕編集長に伺ったお話もご紹介しました。
8/17に出る最新号の特集が「絵描きと戦争」。戦争画の掲載されていますし、それらを描いた人たちの、戦後の発言も掲載されています。終戦から数年後であったとしても、生の声、という感じが強い言葉の数々です。

「今の視点からだけ見ても一方通行になってしまうので、私たちの視点が相対的になるように」と。一方通行にならないために、っていい言葉だなと思いました。

相手は、絶対に自分とは違う考え方をしているわけですもんね。どんな時も。

人は、本当に言いたいことは言わないことも多いのではないかと思うし、
何を言わなかった、言った、ではなく、
言わなかったことや言えなかったことを、他の人が想像することで、
ようやく埋まることも、たくさんあるんじゃないかと、
とても大事なんじゃないかな、と、漠然といつも思っていることを、
今日は、より強く思いもしました。

美術や芸術、で考えてみても、想像することの大切さなのではないかと思います。
言葉にならないことがたくさんあるはずの戦争にまつわることで、
察したり、想像したりすることが、後の私たちにできる一番で唯一のことかもしれません。

話は飛びますが....私は、父がアメリカ人、母が日本人です。
両親が結婚する時は、双方の親は、そうそうスムーズに喜んだとは聞いていません。(その後、仲良い家族ですが)
アメリカの祖父母と、日本の祖父母は、戦争をし合った国同士なわけで、
私から見ても、まったく別世界の双方でした。
もちろん、どちらも大好きだったので、どういう風にしたら、また戦争が起きないだろうかと、真剣に、特に夏は悩んでいた時がありました。引き裂かれるなんて、会えなくなるなんて、考えられなかったので、私が、ちゃんと、その素晴らしさを伝えれば、誤解し合うことなく、未来ずっと仲良くやっていけるんじゃないだろうかと本気で考えていました。今の私の原点の一つは、たしかにここにあるだろう、と思います。

また小さい頃の私は、終戦記念日が夏休みでよかった、ともこっそり思っていました。学校の歴史の授業で、第二次世界大戦のところになると、「なんで日本にいるんだよ、アメリカへ帰れ」と言われることがあったので、学校のある時期だったら、クールに交わしながら下校するのは嫌だと思っていたのです。

そんな話、たいした話ではないですが、私は私なりの痛みと、想像する方法を学んできたように思います。みなさんにも、きっと いろいろありますよね。
今日は、そういうことを少し吐露しつつ、人のそういう話を聞けるといいと思う日です。

そういえば、さっき、テレビで久米宏さんが「戦後70年」という言葉に対して、次の戦争が始まっていないから「戦後」と言えるのだ、というようなことをおっしゃっていました。戦後70年、100年....それは、つまり平和70年、平和100年、とか、そういうことですかね。日本では、ですが。

よく書き初めで書いた「世界平和」の四文字、これは偉大だ!

Monday, August 10, 2015

J-WAVE Live Summer Jam

 週末には ”J-WAVE LIVE SUMMER JAM 2015”がありました!
毎年恒例になっていて、夏のライブの思い出、数々..

今年は、土曜日の生放送後に駆けつけ、
素晴らしい歌に酔いしれる、贅沢な時間を味わいました〜

歌はいいなぁ、音楽はいいなぁ。

星源源さん、ハナレグミ永積さん、秦基博さん、ナオト・インティライミさんなど。
秦さんと永積さんのコラボで聴く「さよならCOLOR」などは絶品すぎました。

アーティストのみなさんの、ステージから降り注ぐものをたっぷり浴びた気持ちです。
ありがとうございました。(¥.¥)

会場やback stage では、
J-WAVE ナビゲーターのみなさんとも久々に会ったりして、
家庭、恋愛、仕事...なんだかんだと近況をワイワイ立ち話。
 homeな居心地に感謝ですねぇ。

上    →リアド慈英蘭さん、宮本絢子さん、すーさん(あ、スタッフでーす)渡辺祐さん、
下 → レイチェル・チャンさん、わたし、板井麻衣子さん


祐さんの顔を見ると、いつも、何かを相談したいモードになるし(笑)、
若い人には、何か言えることあるっけな..?!と
慌てて、先輩しっかりしないと〜な気持ちになったり(苦笑)。

またみんなで集まって、ゴハンでもしたいところです。

そして、J-WAVE Live Summer Jam 、
早くも、また来年が楽しみだー!!

J-WAVE スタッフのみなさん、おつかれさまでした=
(今日は、きっとクタクタ出勤なのではないかなぁ〜~.~;  )

Sunday, August 2, 2015

夏休み

先週、祖母の住む宮崎県へ、子供を連れて、数日飛んできました。
小学生の頃の夏休みは、妹と毎夏、数週間すごしたこともあり、夏休みになると、特に会いに行きたくなります。

今回も、一年ぶりに会えた嬉しさと、もっともっと会いに来なくては、と思う気持ちと。一人暮らしも、もうそろそろ大変だろうなぁと思う夏。
しかし、こんなにも暑い中、先日、
94歳を迎え、
母も合わせて4世代で祝えました。

自分のような中途半端な年齢だとあまり思いませんが、
子供の成長のように、祖母の誕生日を迎えることは、重みのある祝い事だなと思います。
まぁ本当は、誰のも、重みのある祝い事ですね。

ケーキがのっている和柄のお皿のシブさ...こういう感じが、たまりません。
懐かしい器、懐かしい玄関、懐かしい柱。目に焼き付けてきました。

さて、そんなグランマと90歳違いの息子は、絶賛夏休み中につき、
毎日、体力勝負です。

今日は、太陽と海に向かって行きました。
海も人が多い頃ですが、やっぱり暑いだけじゃない、夏らしい一日に。
           


ディン・Q・レ展 明日への記憶 

 森美術館(六本木ヒルズ)で始まった「ディン・Q・レ展 明日への記憶」。

ベトナム戦争。
ベトナムの普通に生きる人々の視線からのこと、
ヘリコプターが持ってしまった深い意味、時代が変わって、また変わる意味。

生まれ来る子供たちへの、枯葉剤の影響など、あらためて。

ベトナム戦争終結 40年、日本は戦後70年。
作品の制作方法も、興味深かったです。

感情が動かされたに留まらず、冷静に考えることの大切さを、その渦中にいた人たちからは教わります。

視点をちゃんとシャッフルして、違うところから、モノゴトを見ることも、当然に大切。

きっと、どんな人も、祖父母や親や友人やいつか出逢った人など...
それぞれの、何かしらの戦争との繋がりや、生まれ育った環境や、経験や、立場から、
思うことがあるのだろうと思います。
ぜひ行ってみてください。
森美術館「ディン・Q・レ展〜明日への記憶」 10月12日(月)まで。



Saturday, August 1, 2015

フラッシュバック、ピアスの夏

ちょっと他の写真を探していたところ、こんな写真が出てきました!
おそろしく時代を感じる一枚!!

これは、1988年あたりかと...
高校2年の夏休みに、アメリカの親戚に会いに、家族で行った際、
モールの中のショップで念願のピアスを開けてもらった時の写真です。

なんで、あんなにピアスを開けたかったんだろうか....(笑).

ハワイに住んでいた6歳の頃、友達の影響もあったのでしょうけれど、
ピアスを開けたい、と思い始め、親に相談したら、
「あと少ししたらね」と言われ、
「あと少し」は、いったいいつだろう、と思ったまま
アメリカから帰国!!
イコール、憧れのピアスは延期のまま、
約10年超しの、念願のピアスだったのであります。

当時、私が通っていた高校は、校風が自由な県立高校。
ちゃんと結果を出していれば、何も言われなかった記憶。
(言われてたのかな..?)

最初に入れた石は、小さな誕生石のエメラルドだった。

ともかく、
ピアスの穴を開けたこの夏は、
心の風通しも良くなった夏で、
少し視界も広がって、気持ちも楽になって、
でも自分を見ようと一生懸命で、
人生を大きく左右したような夏だったように思う。

あぁ、今の同じ歳ぐらいの人たちは、もっと大人に思えるなぁ。
自分より、上の世代のこともそう思うけど。

そうそう、
私が、久々にこの写真を見て目が離せなかったのは、
私ではなく、私の横のお姉さんです。
あの時は当然思わなかったけど、どっぷり80sですね(笑)。
「フラッシュダンス」そのものではないかっ!

どうしてるいるんだろうなぁ〜
こんな個人的なクライマックスを共にした、この人は!