Monday, August 25, 2014

いつもライブ、荒井良二さん

先日のAtelier Nova ゲストに、絵本作家の荒井良二さんをお迎えしました。
お久しぶりだったので、お会いするのが楽しみでしたが、相変わらず、エネルギッシュ!
(そして、相変わらず、ご多忙〜)
しかし、そのパワーの放ち方の思慮深さと、
知的に軽やかに豪快に日々進む姿は、あらためて、すごいなぁと思うところです。

山形ビエンナーレ2014(これが第一回目)が、9月20日〜スタートするのですが、
その芸術監督は荒井さん。面白いことになるにちがいないです。

最新の絵本は「イノチダモン」。
読み手にもチャレンジしてくるような、一緒に深めていこうと言うような、絵本です。
読んでみてください。一回ではとても読めません。

うちの子には「わらうほし」も頂いてしまいました。
これは「あさになったのでまどをあけますよ」の子供版。
どちらも震災のあとに、生まれた本たち。清々しい希望。

そういえば、荒井さんは、いつもサインを丁寧に入れてくださるのですが、
サインといえば... 
荒井さんは、もともと親友夫婦が荒井さんと仲が良く、
私もいつからか、仲間に入れてもらったりなのですが、
彼らが今年の私の誕生日にくれた中原中也の詩集には、
なんと、あちこちのページに荒井良二さんのいたずら描きが!!
びっくり嬉しいサプライズ。
そうやって、いろいろがスペシャルになるのです。
いつでも”ライブ”な人なのです。



Monday, August 18, 2014

26:00をすぎて

7月末から、祖母の宮崎や実家や信濃への旅など、
楽しいながらも、移動続きの中、通常の仕事し、少々疲れ気味だったようで、
今日、ようやく自宅に戻り、ホッとしたようだ。

旅行high もあれば、ホームhighもあるのだろうか、
ただいま26時、目は冴える。
家中寝静まった夜に、洗濯物を回しながら、
触れたことの反芻、先に出逢うものに少し触れてみたり、
不義理をしている人への手紙を書いたり、読書をしている。
もっともっと時間は欲しい。
いや、強靭な体力が欲しい、のかな。
こうして、 一日を24時間で区切らない感じは好きで、
24時間で切れない、自分のエネルギーが好きなのかもしれない。

最近、伝わらないなぁと思うことや、
どうしたら、兼ねてから思う理想に近づけるか模索する日々もあるけれど、
そうやって考えることも、嫌いではないのだろう。
こういう時間に起こりうる、大切な思考。

そんな最近、
思いがけない、昔からの知り合いや友人からのメールには、
いい具合にチューニングされる。
自分が心を許してきた人は、大切だ。
最近、なかなか会えていない友とも、ゆっくり会いたい。


と、ここまでは、夜中の戯言として...(笑)

このブログもどれほどの方が見てくださっているかわからないのですが...
いつも、行動しているほど書くのが追いつかないので、
すみません。。

「いわさきちひろ×佐藤卓=展」@いわさきちひろ美術館・東京。
元々は邸宅だった場所を改装されたという美術館だけに、
かなりの住宅街の中にあるのですが、居心地の良さ抜群。
そして、今回の展覧会は、
これまで何度もお世話になっているデザイナーの佐藤卓さんが関わられる??と興味を持って行ったのですが、
いわさきちひろさんの、、あのノスタルジー色をした絵に、
ちょっとしたモノを、そっと添えることで、
絵がぐんと、前に飛び出してきました。
作品数は多くないですが、満足感あり。
ちひろさんの「線」に注目したところに、 ぜひ注目を。

いつも、気にかけてくださる優しさいっぱいの、
デザイナー佐藤卓さん。



そうそう、
佐藤卓さんにインタビューさせて頂いたお部屋にあった蔵書で、
「うわーー」と思わず、手にとってしまった本がコレ。

ご存知ですか?「ね、おはなしよんで」。
まさか、この表紙が、いわさきさんの絵だったなんて.. と思うと同時に、
今、思えば、どう見ても、いわさきちひろさんなのですが。。
懐かしすぎて、飛びついてしまいました。

この、なんとも言えないやさしい雰囲気に、小さい私は包まれていたのでしょう。
今、欲しいと思っても、ちょっとネットで探したぐらいでは、見当たらず、とても残念。

余談でしたが...

はじめてみる、ちひろの世界。いわさきちひろ×佐藤卓=展
11月3日までです。





Wednesday, August 13, 2014

Summer in Shinano, Nagano



   



       
                          
                         
                         

大好きな場所。

Tuesday, August 12, 2014

art brut


 先週土曜日の Atelier Nova は、”アール・ブリュット”をキーワードにした3時間でした。
アール・ブリュット( art brut )=美術の専門的な知識を学んでいない人や、こども、障害者の方々のアート。outsider art, able art, wonder art , borderless art ....などなど、その言葉もいろいろと生まれています。作品の放つエネルギーからは、lively art とも思えます。

今回の放送に向けての様々な準備を通して、勉強になり、再認識することが
幾つもありました。
もちろん、一番の魅力は、作品たちの、底知れぬ、生のエネルギーです。
how to を気にせず、自分で行動してみる、こうした感じも私は共感します。

興味ある方は、東京国立近代美術館の主任学芸員の保坂健二朗さんの本や、川崎市岡本太郎美術館で開催中の「岡本太郎とアールブリュット展」、上野の東京都美術館での「楽園としての芸術」展などにもお出かけください。

そういえば、保坂さんが「アートの前では、みな平等」というようなことをおっしゃっていたのですが、私自身、アートが好きな理由はそこにもあるなぁ、と思いました。
平等であり、自由なのかな。

また、障害者、という言葉に関しても、何を障害というか、について。
例えば、視覚がない人でも、他の感覚が驚くほどに鋭く、感度の高い方が多くて、
自分の身体の中にどれほど眠っている感覚があるのか、ハッとさせられますし、
もともと、誰もが障害者であるといえばそうだと思っていますが、

「その人が、社会で生きにくい、と感じたら、障害者だ」というようなことを
今週、耳にし、腑に落ちる部分がありました。

もっともっと思うこともあるのですが、今日はこのへんにして、またおいおい。

写真は、川崎市岡本太郎美術館 にて。



Saturday, August 9, 2014

「水の音 ー広重から千住博まで」


広尾の山種美術館へ
「水の音 ー 広重から千住博まで」に涼を求めて、先日行ってきました。

豪快で繊細。
自然の印象そのもののようでした

水の風景ばかりを集めた日本画の数々、
とても気持ちよかったですよ。

個人的には、横山大観の「夏の海」や、
小野竹喬の作品もあり、嬉しかったです。
奥村土牛も柔らかくて、見とれました。

日本画は、筆遣いや色の濃淡の使い分けなどからしても、間近で見てこそ、感動があるんだなぁ、とあらためて。本物は全然、違う。

千住博さんの作品は、waterfall のみならず、
31歳の頃に制作されたという碧がとても美しい「光」という屏風など、
これまで拝見したことのない作品にも ハッとさせられました。
きれいだわぁ。

「水の音ー広重から千住博まで」 山種美術館にて9月15日まで。

前述の通り...サイトでは、魅力が伝わりにくいと思いつつ...
この時期らしいハガキを何枚か購入。

(左上=小野竹喬「沖の灯」、右上=奥村土牛「水蓮」、 下=奥田元宗「山澗雨趣」)



Thursday, August 7, 2014

男の子と女の子

夏休み!
子供と一緒の時間も多く、楽しんでいます。
毎日、夜には、体力充電ゼロになっていますが、
仕事も遊びも充実がやっぱり一番か?

この間は、比較的ご近所さん、
J-WAVE ナビ仲間の岡田マリアちゃん家に遊びにいきました。
というのも、マリアちゃん家とウチの子は、5日違いの誕生だったので、
親同士も、なんだか、”会わせたい”という気持ちがあるのです。

女の子と男の子。2歳8ヶ月。
小さい頃の人間は、男女の性別の違いが実にはっきりしていて面白いなぁと思う。
大人になるにつれ(住む環境にもよるとは思うのですが)
なんとなく、似たような部分を見合うのか、共通点でつながろうとするのか。
子供は、醸し出す空気感から、如実に違うように思えます。

女の子のふんわりした、可愛い雰囲気、もーーーーたまらないですね!
うちは、男の子なのですが「男の子でよかったぁー可愛いなぁー」と
毎日思っているというのに(すみません..)、
女の子を見ると、「えーーーーこんなに可愛いのかぁ!!」とびっくりする。

互いに、素敵なものを男女持って生まれてくるのですねぇ。

この小さな二人は、生まれて8ヶ月ぐらいの時に会った以来なので、
当人達が覚えていたかどうかは分かりませんが、すんなり一緒に遊んでいました。

小さい頃の異性(と意識していなかったかもしれないけれど)友達って、
ずっとおぼろげにでも、記憶にありませんか。
私には、何人かいます。(何人か!?笑)...いやいや、 3,4歳とかの頃のこと。
 時折、こうして遊ばせたい。
成長は、自分の子だけでなく、とても楽しみである!




小さな恋のメロディ(風)。

Friday, August 1, 2014

宮崎の夏

今週はじめの数日、祖母に会いに宮崎へ、母と子供と行ってきました。
暑さ格別ですが、畑や山は元気な緑、
都会では味うことのない、夏らしいパワーと迫力を浴びてきました!

霧島にいる、陶芸家の叔父のところにも遊びに行きました。
ふと、両手の人差し指を宙に上げて 何をしているかと思えば、
青いトンボを留らせようとしていたらしいのですが...

なんと、一度とまれば、100発100中、おじさんの指に戻りつづけるトンボ!
いつも、一風変わった才能を見せつけられます。
なんなんだ!アナザー武勇伝 追加の夏。
 
もっと様になりそうな、陶芸家の姿を載せてあげたいところですが、
そういう写真は撮っていなかった...ごめん、おじさん、
こんなヤンキー座りのトンボ名人で。
鹿児島の天降川焼(あもりがわやき)をやっています。


そうそう、宮崎のゆるキャラ、みやざき犬(けん)をご存知でしょうか?
ひぃくん、むぅちゃん、かぁくん。
犬をベースに(?)日向夏、フェニックス、地鶏などをアレンジしているらしい。
こちらは、ひぃくん。
実は、以前 見た時はピンとこなかったのですが(すみません...)
ゆるキャラだけに、ゆるくササってくるのか、
今回、宮崎空港で、子供が、喋るみやざき犬のおもちゃにハマり、
記念に、と買ったところ、これが面白い〜

喋ったことを、動きながらリピートするおもちゃなんですが、
結構長い文章も完璧に繰り返すのです。
そうとは知らないで買ったので、余計にハッピー。
寝る直前まで、笑い続けました。

息子は、私の血を引いたのか...よく喋るので、
私が相手する分の 1/3を ひぃくんに任せられると思うと、
頼もしい存在です(笑)。


さて、会いに行った祖母は、先週 93歳になったんです。
7年ほどになる一人暮らし、元気に頑張ってます。
でも寂しいよねぇ、もっと会いに行かないとなぁ。

私が行っている間にも、何人かのご近所さんが
「こんにちはー元気ですかぁー」と立ち寄ってくださり、
田舎の人のつながりの温かさも垣間みました。
ありがたいことです。
祖父も、天国から見守っていることでしょう。

小さい頃は、毎夏、妹と二人で宮崎へ飛んで過ごした数週間。
だから、夏に行くと、肌で思い出すこともいつになく色々。
夏ですねぇ。