恵比寿の 東京都写真美術館 で開催中の展覧会『出発ー6人アーティストによる旅』を観に行ってきました。6人の中に 石川直樹さん、富士山シリーズ出品。たしかに、石川くんが言っていたとおり、展示方法が違うことで、以前とは違った 新しい世界への導きが生まれていました。あらためて、また、一つの山を 丁寧に見つめ、なぞってきている 彼の仕事ぶりが伺えます。百瀬俊哉さんの「からっぽの風景」も好きでした。百々武さんの沖縄シリーズも日常愛に触れられて。
全体的に、写真、記録、風景、記憶・・そして、そこに撮る側の「出発」点になった、偶発的な強い色が焼かれているような印象も。私たちは、それぞれ、風景の捉え方が、違うのでしょうね。同じところに生きていても、いなくても。それが、写真を見る楽しみでもありますね。
「出発」と呼ぶ風景は、どこになるか、考えるのも面白い余韻です。
参加作家のみなさん:尾仲浩二+百瀬俊哉+石川直樹+百々武+さわひらき+内藤さゆり
2/7(日)まで。
ちなみに、石川くんは現在『ARCHIPELAGO』写真展も、CANON GALLERY S (品川)でやっています!(こちらは 2/13 まで)