『ベルギー幻想美術館』@ Bunkamura ザ・ミュージアム、おもしろかった。作家数は多くはなかったですが、それぞれに濃密なバックグラウンドや作品。絹織物を使った、ちょっと珍しい作風だったポール・デルヴォーの「ささやき」という作品には、うっとり。帰りしな、忘れたくなくて その絵のポストカードを買ったけれど、実物を観ないと、まったく違う作品。 馴染みある ルネ・マグリッドの絵は、相変わらず、嘘の世界が妙にリアル。昔から、勝手に 派手な人だろう、と想像したのだけれど、”派手さや、奇行・事件的なこととはまるで無縁の小市民の生活 だった”と知り、ちょっと意外だったな。
象徴主義(目に見えないものを、形あるものを通して象徴的に表現) シュルレアリスム(異質なもの同士の偶然の出逢いを賞賛。本来あるべき場所から別なところに移動させる)・・・ なんとなく、わかっていたつもりだけれど、あらためて、このへんのことが、作品を観ることで、すんなり入ってきたと思う。”幻想”美術館、というあたりも、とても楽しめました。 (10/25までやってます)