今日は、それこそ、ナイスミドルな素敵な先輩の一人・篠田潤子さんと久々に、恵比寿のウエスティンホテルで待ち合わせ。ロビーに入った途端、ぐるりとメリー・クリスマス。ちょっと忘れていた、幸せの360℃。一瞬、子供に戻った気がしたのは、その ”360℃” の幸せ なのかな。ホテルはいいね。
ランチ&打ち合わせ。というのも、いつもの 延々つづく話に加え、今日は、篠田潤子さんが東京女子大で持っている授業に呼んで頂くことになったので。私は、この日を とても楽しみにしていた。コミュニケーション学科の中の授業で、現在の仕事の話にまつわる自分の考えや実行していることなどをお話しさせて頂いたのですが、一生懸命になり、熱く語ってしまった気がする(笑)。でも、私も、あの頃に抱えていたような、将来に対する漠然とした不安や様々な気がかり。羽ばたけない気持ち。一人でも、何かひっかかったことが、私の人生バナシであったら嬉しいと思う。私は、とても言葉を彼女たちにあげたい、という思いが湧いてきたことが、我ながら新鮮だった。まぁ、そんな機会もなかなかないからかな。感謝。
しかし、授業もライブなのだな。 私の父が 教える職業でもあるのですが、昔、毎回、同じ内容の授業をするのって大変だなぁ、と思っていた気がする。自分にはむいていない、と思っていた気がする。でも、ライブだった。生放送みたいなものだった。前に座るみんなの顔が違ったら、私は違うことを話し出す気がするし、そこで聞いているみんながいるから、話したいことがあるんだと思った。伝わっているといい。
篠田さんとは、数えてみれば 16年のお付き合いになる。彼女がアナウンサーで活躍していた頃、私はそれこそ大学生。とにかく、華やかでやさしくて、私は篠田さんが羽織っていたスカーフの柄まで目に焼きついているから、黙ってうっとり見とれていたのだと思う。当時、知人に紹介され、初対面だった私に、しばらく話した後、『智子ちゃんなら 大丈夫だよ』と言ってくれた言葉が最高にあたたかくて、自信の欠片もない私は、大切に握りしめたことをよく覚えている。いまだ、ちっとも大丈夫だとは思えないけれど(^^;)...でも、今日という日が、楽しい日だから、大事な出逢いが今もここに続いているから、概ねオーライで。