Sunday, April 20, 2014

今年のアートナイトで

昨夜は六本木アートナイト。
午後になると続々と街に人が増え、イベントとして根付いていること実感。

イベント内、昨年からはじまった
『六本木夜楽会(ろくほんもくよらくえ)』という
アーティスト対談に、昨年につづいて参加させて頂きました。
       
今年のお相手は、Chim↑Pom のリーダー卯城竜太さん。
初対面でしたが、いろいろな作品や展覧会も見ていて、
行動力、アート力、判断力、人間力(?)... 色々 気になっていて、
会いたいと思っていた人でした。で、やっぱり、面白かった。

昨年も感じたことなのですが、気楽に、ざっくばらんに、
初めてなのに、どっぷり深い話までしてしまう感じは、
「夜楽会」ならではなのかもしれません。
その理由は、おそらく「事前に何もない」から。

トークテーマもなーんにも言われずの 90分、
手ぶらで行き 初対面同士が対談するので、
行く前は、何話すかな〜、90分もつのかな?と思うのですが、
最後には、前から知ってたみたいに笑って、
えー終わりか?!という感じなのです。

人と人が、0のところから知り合っていく、
このライブ感が聞き物、見物かも、と思うぐらい。


ラジオにも通ずるところがあると思っています。
普段の番組でも
「何もないところから、人と人  として はじめる」という基本は
大切にしているつもりです。
やっぱり、それが一番、互いに「話をする」ことに集中する気がするからです。

もちろん、ゲストの場合は、お相手の居心地の良さも大切ですので、
流れるように話の展開を楽しむ方なのか、緊張もあり決まった範囲の中でいかに面白くするかがいいのかなど、こればかりは、その方によって まったく違うので、
方法なんてありませんが。

時々、
「相手が何も言わなかったら、しーんとなって怖くないですか?」
とか「質問に困ったりしませんか?」
といったことを聞かれることがあるのですが、そう思ったことはありません。

話を聞いていたら、聞きたいことが出てくるし、
終わったら終わったで、いいんじゃないかな?と思っています。
わからなかったら、教えてもらったらいい。
言葉につまったら、それも、その人の呼吸。

もちろん、反省することもあるわけですが、
ぴっちりきっちりした、予定調和な内容や、
当たり障りない会話を続けることには、あまり魅力を感じません。

ま、どうしてもやらなきゃいけない時は、頑張りますけどね!(笑)
私の信条、心情、としては、そんな感じです。

昨日のAtelier Nova のゲスト、人類文化学者の竹村真一さんとも、
そういうライブトークを楽しませて頂きましたよ。

ともかく、アートナイトでは、卯城さん、ありがとう。
そして、事前にご応募頂いていた方々、15名ほども同席する中、
Chim↑Pom のエリーさんと林さんもきて、会えてよかった。
ちょっと先の面白そうな活動計画など、またどこかで話したりご紹介できれば、と思う。

アートナイトなみなさん、おつかれさまでした!
そして、行ったことないという方、来年もあると思われますので、
ぜひ、と思うイベントですよ。夜の街にアートが転がるわくわく。



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