六本木・東京ミッドタウンの「21 21 design sight」で開催中の「U-tsu-wa」展に行ってきた。陶芸って、太古の時代からある、人間のものづくりの原点なのだなぁ、とディスプレイによっても感じた。その太古からある「器」たち × 洗練&都会的な空間、このバランス、 面白かった。 石、水、木、空気。
器って、置く場所によって、ものすごく違って見える。食卓に置くのと玄関先に飾るのでも違うし、大自然の山の中であったり、宇宙に持って行ったら、これまた違うだろう。そういうことを想像させる展覧会で、だからこそ、器一つ が内包している 世界の広さを思った。
今回、三宅一生さんが、元々、昔、その作品に仕事美を見てとり、惚れ込んだという ルーシー・リィーさんをはじめ、3人のアーティストの作品。ルーシー・リィーさんの会場ビデオは人気だった。製作現場も見られて、ご本人も結構話してらして、おもしろかったので、ずっと見てしまった。 私は、70,80代のアーティスト、結構好きになってしまうことが多い。残念ながら、ルーシーさんはお亡くなりになっているのですが、おてんばでお茶目で、黙々と作品に向かう姿。とてもきれいな顔。そばにあった作品を見て、つくるものには、本当に、その人が如実に出ることを感じた。人生、いつも、すごいんだな。(5/10まで。 1時間ぐらいあると楽しめるかな、と思う)