東京都現代美術館(MOT)で開催中 『ミッション[宇宙×芸術] コスモロジーを超えて』展に行ってきました。
「研究開発の進むリアルな宇宙と、アーティストの表現としての内的宇宙は、
パラレルワールド=並行世界として急速に拡張/集束しつつあります。」と入り口に。
今回の展示は、その双方が一緒に書かれたクロニクル(年表)から始まり、
会場あちこちに、双方のアプローチ作品が、それこそ星のように点在していました。
感覚的に、即座に吸い込まれたり、ハッと驚くものもあれば、
解説を何度読んでも頭に入ってこないような..(私には...)難しいモノもありました。
これまで、どちらかに偏った展示はあったと思うのですが、両方が一緒になっているのは、
あまりなかったかもしれないなぁ、と思いながら、会場を見て回る。
大平貴之さんのMEGA STAR の部屋は、ごろんと寝転んだら、気持ち良くて、起きられなくなるので注意です。
宇宙飛行士の方々が撮影された写真や映像は、人類に夢や希望を与えてきたんだなぁ、とあらためて思い、仕事を超えるお仕事ぶりに再感動します。ミッション・ポッシブル。
また、インポッシブルだった、実際に燃え尽きた(形は残っているのですが、燃え尽きた表情をする)カメラの展示には、一瞬 固まります...。
『銀河鉄道999』とか、もう一度、ちゃんと読みたいなぁ、と思った。
以前、気になって、Atelier Nova でも取り上げた、現在、宇宙滞在中の衛星芸術プロジェクト「ARTSAT invader」の発表も見られます。
書家・紫舟さんとのコラボ作品「冷たい生命」も、素晴らしかった。
過去にも 作品を見たことがあるのですが、
今回、ようやく、この感動が何か、少し分かった気がしました。
今まで、”ナチュラルなもの” と ”数で表現されるもの" というのは、(理系/文系じゃないですが..)
今まで、”ナチュラルなもの” と ”数で表現されるもの" というのは、(理系/文系じゃないですが..)
何か相反するような、対で一体と 感じてきたのですが、
初めて、頭ではなく感覚として、”自然のもの=数学的なもの ” と思えました。
感覚をはるかに超える美しさは、数学的に表現されたものなのだろうか。
計算されたものに 感動するとは どういうことなんだろう...
( ↑ すでに、ごちゃごちゃしてるでしょ.. )でも、
ちょっと時間をかけて 考えてみたいテーマです。
谷川俊太郎さんの詩は、
もともと ”宇宙”を感じさせるものばかりに思えますが、
今回の会場にも、存在感ばっちりでした。
詩のための伝言掲示板を造られたとのこと。
どこかの街に あるのかな。 いいな、あれ。
乗ったエレベーターの鏡にも、
大きく詩が書かれてあり、びっくり。
言葉に、自分の身体を載せてみました。
宇宙遊泳ですっかりお腹も空き、
腹が減っては帰還できぬと、
2Fのベトナム料理カフェで、一息。
”隕石が衝突したかのような、衝撃感ある泡が印象的な...コーラフロート” というデザートメニューもあり,
(展覧会後は「そうか!コーラフロートの泡もか!」とこの表現がすんなり入ってきます、笑)
が、それじゃ足りないので、
バインミー(ベトナム的フランスパンに、ひき肉炒め とアジア的味付けのお野菜サンド)にしました。
大正解。おいしかったですよ。 またの時も、これにしよう。
宇宙もいいけど、ベトナムも行きたいなぁー。
と、ダラダラ感想を書きましたが、8月31日まで です、夏休みで混む前にぜひ!
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