これまでにも
『人魚姫』や『銀河鉄道の夜』などの絵本も素敵だった、清川あさみさんの『もうひとつの場所』。(6月末にもう出た最新刊)
一頁一頁、切なさと温かさにあふれた、美しいページです。
この地球上から絶滅してしまった生き物や、危機にある動植物が200種以上が、
刺繍や、ビーズや布でアートな一枚に綴られながら、その動植物のことが、短く書かれてあります。
1930年代までいたものもあれば、もっと昔に消えてしまったもの、まだギリギリをゆく生き物。
太古からの動植物たちのことを想って、ずいぶんと、時間がかかったであろうと思われる大作。
時間の流れがゆったり、心もゆったりする本で、素敵です。