Sunday, May 15, 2016

春もどんどん新緑から深緑に。
遅くなりましたが、先月、ミラノデザインウィークで訪れた、春のミラノ写真をお届けします!

J-WAVE  で日曜夜の番組をご一緒している、佐藤オオキさん率いるnendo。
デザインの祭典のミラノに行くと、さらにnendo ファンの多さを目の当たりに。
今回の ミラノサローネで見た nendo の新作の中でも、
”de padova ”というイタリアのインテリアブランドで発表があった「Table ishi」。

川の水面、石などのイメージ、具現化。
素敵だった。石を表す木は、いずれも撫でたくなるような形状。
見た目で肌触りを想像して、ゾクゾク。美しいなぁ、と思いました。

***

ミラノは、4月中旬のMilan Design Week は、
街のあちこちが、”デザイン”をキーワードにしながら、
気取らず、自由で楽しい気配。


ラッピングされた路面電車。
KENZOラッピングの水玉は、目立っていた。



1824年創業、ミラノで一番の老舗の洋菓子店。
Pasticceria Marchesi.


パンやチョコレートも充実していましたが、
Pate de fruits 、美味しかった。
寄ってみて正解。
また行く時には、よりたいと思う。


こちらは、ふと入ったレストラン。
次の取材さきまでの間に、どこかで食べようかと言いながら、
道を歩いていたら、壁の隙間からこぼれる緑。
写真を撮ろうかと近寄ってみたら、まさかのレストラン。
直感正解。
外観からは、想像のつかない、特別な中庭が。
この後、席はいっぱいに。



街に出ると、小型車も非常に目立ったミラノ。
しかし、いくら小型だからって...


く、車が...
ほとんどのところが、こんな駐車方法。
一体、真ん中の車は、どうやって出れば良いというのでしょうか!?
バンパーはぶつけるためにある?!と言ったって、
いやぁ、無理ですよ、これ....


気を取り直して、広ーい宇宙。
こちらは、田根剛さん x citizen "time is TIME".



午前中から、ミラノの子供たちが社会授業に。
作品を、まったく違う視点で楽しんでいて、
(表面に映る自分たちの手や影にハマっていた)
それもいいなぁーと、ほほえましく眺めてしまった。


ミラノサローネの会場は、
一つ一つの展示の作りが凝っています。
こちらは、パーテーションのガラスに鳥の羽のデコレーション。


羽好きとしては、素通りできませんでしたが、
自分の家に欲しいかというと... (苦笑)。


うわーイタリア。。
と、たびたび、こういう場所にて思う。

小学校の頃、親友が、お父さんのお仕事の都合で、
ドイツに引っ越してしまった時の事を、思いだしていました。
当時は、”エアメール”文通時代。
いつも、友達を置いていく側だった私(小さい頃から移動が多かった)が、
初めて、友達が自分を置いて遠くにに行ってしまうことにショックだったのか、
バスを待ちながら、下校の時に、塾に行きながら、
寝る前に、寂しさを噛み締めていたのでした。
自作の歌まで作って、彼女が、自分の世界から去ってしまうのを悲しんでいた私。
その彼女が送ってくれた手紙に同封されていた写真は、
たいがい、こんな古城の跡のロマンある写真だったのです。

自分たちは、といえば、
好きな男の子の話や、流行ってる歌やファションだとか、
同封の写真にはまるで不釣り合いな、
ティーンエイジャー女子ワールド全開の話題だったような..

話は逸れました。失礼。

***

下の写真は、

蔦、アイアンの手すり、窓、数字の2、無骨な扉、キレイな人。
ハッとして撮ったら、
好きなものばかりがある写真だった。

bye-bye.



さて、NIKEの展示は、面白かった。
"THE NATURE OF MOTION".

NIKE  のこれまで開発してきた技術を使った、
様々なアーティストの作品展示や(NIKE  の靴紐を編んだカウチや、
アスリートの身体の動くを模した照明など)
これまでのNIKE history を体感できるような映像作品、空間など。
展示会場を出た頃には、すっかり、心にNIKE  を履いていました。
すごいわぁ。
かっこよかったのです。

何をどう考えて、どう今、自分たちが動いているのか、
「伝える」ことを怠らない、表現のすごさを思いました。


街を離れた、こんな場所にて。




そろそろ、雑誌などでも、ミラノサローネ特集もされる頃ですね。
次の開催までの一年かけても、味わい尽くし切らないほどのものを、
私個人でも目にし感じてきたので、
きっと、すごい情報量が、街に、世界に流れていくのだろうと思います。
楽しみに、またチェックしよう。




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