六本木ヒルズにある森美術館で開催中の
開催が始まった時に番組でもご紹介させて頂いたのですが、
僭越ながら、わたくしのオススメコメントがペタリと貼られた図録が
出来上がってきました。
『想像する世界にこそ、
真の自由があることを、
小さい私たちは、
知っていた。』
小さい頃、わざわざ言葉にして人に話したりはしなかったけど、
確実に存在していた 自分だけの世界や感情が、
とっくに忘れていたような小さなことが、思い出され...
そして、それは、想像の世界と現実の線引きが、
どのへんだったかも定かじゃなかったような頃のこと。
懐かしいというより、前世のようにも思える感覚。
私は、小さい頃、数年の間に
かなりの頻度でアメリカと日本を行き来したので、
どこにいても大丈夫な自分と
どこにいても、そこが素敵な場所になるよう努力する気持ちを、
すでに8歳の時には確立していたように思っているのですが、
それは、やはり、
自分だけの想像していた世界があったゆえの強さだったと思います。
自分だけの想像していた世界があったゆえの強さだったと思います。
ずっと、こどもらしくないこどもだったのではないかと
思っていたのですが、展覧会に行って、
自分もこどもらしかったんだと思えて、なんだかそれもよかったです。
みなさんは、どんな小さい自分でしたか。
それにしても、このシールサイズに入るぐらいの文言にまとめるのは、
なかなか悩みました。
言葉に置き換えられないような感覚を伝える言葉を探すのが一番大変で、
一番楽しい作業ですが、
”短くまとめる”という作業は、実に向いていないため、
もう慣れっこと思われていそうな 生放送でも、必死です。
ただ、情報を伝えることも大切な仕事だとは思いますが、
実際に自分を通して
「何を感じたか、そして何を考えたか」
ということを、生きている間、
人と交換し合うのが醍醐味だと思っている節がありまして、
答えのないものを語り合うのがいいというか...
でもまとめなきゃ、という....ジレンマ!
まぁ、〆切や制限がない人生はないですからね、
明日も、Atelier Nova 生放送、
わたしなりに、頑張ります。
いい時間でありますように。
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まだの方は、ぜひ行ってみると、面白い体験になると思いますよ。
GO BETWEENS 展@森美術館
8/31まで。
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そうだ、おまけ。こどもの頃のわたし。
わりと手の届くところにいつも置いてある写真の一枚。
一番左がわたし。妹と。アメリカのグランマグランパと。
フィラデルフィアにて。
わりと手の届くところにいつも置いてある写真の一枚。
一番左がわたし。妹と。アメリカのグランマグランパと。
フィラデルフィアにて。
とても素敵な写真ですね。切ないくらいあたたかい。
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