空ばかり見てしまった。
6月の空って、こんなにきれいだったっけ。
昨日は6時半になるというのにこの明るさで、都会の光もまだまだ必要ない夕暮れ時。
確実にいつもとは違う魅力が、燦々と降り注いでいた。ビルや電線の切り取る空の模様は面白く、空もごきげんだったのか、夜中には、いつもよりずっと大きな月が現れた。
数日前のスーパームーンは、いまいち見られなかったので、その分、昨夜は大満足。
空の青さを見つめていると 〜谷川俊太郎
空の青さを見つめていると
私に帰るところがあるような気がする
だが雲を通ってきた明るさは
もはや空へは帰ってゆかない
私に帰るところがあるような気がする
だが雲を通ってきた明るさは
もはや空へは帰ってゆかない
陽は絶えず豪華に捨てている
夜になっても私たちは拾うのに忙しい
人はすべていやしい生まれなので
樹のように豊かに休むことがない
夜になっても私たちは拾うのに忙しい
人はすべていやしい生まれなので
樹のように豊かに休むことがない
窓があふれたものを切りとっている
私は宇宙以外の部屋を欲しない
そのため私は人と不和になる
私は宇宙以外の部屋を欲しない
そのため私は人と不和になる
在ることは空間や時間を傷つけることだ
そして痛みがむしろ私を責める
私が去ると私の健康が戻ってくるだろう
そして痛みがむしろ私を責める
私が去ると私の健康が戻ってくるだろう
まったく! 私も最近同じことを思っていました。
ReplyDelete息子と保育園からの帰り道、自転車に乗りながら目の前に広がる空を見て(あ、前方ももちろん気にしてますが)。6月の空ってこんなだっけと。
谷川さんのこの詩が、すとんと体にしみるので、自分もオトナになったなあと感じました(笑)